一級建築士を目指す多くの方は、日常の業務や学校での課題など日々忙しく、効率的にこの資格を得たいと考えていると思います。そこで、私が考える一級建築士の攻略法をお伝えしたいと思います。
資格マニアペンギンの意見!参考になれば!
はじめに
前提として、あなたの一番の目標は「一級建築士に合格する」こと。
「建築士としての知識を身に着けたい」は勉強していれば勝手に一定程度叶いますし、そう思った多くの先輩はテストが終わった瞬間にその知識を脳内が消去しているのが現実です。
あまり難しく考えずに、ゲーム感覚で取り組む方がうまくいきます。
一級建築士試験を分析
一級建築士試験は、記憶重視の相対試験です。
つまり、「人よりたくさん記憶した人が勝つ試験」です。
「そんなの当たり前だよ」と思うかもですが、解説していきます。
記憶重視のテスト形式についてですが、一級建築士試験は4肢択一のマークシート形式で、殆どの問題が間違っている1つを選びます。
この方式のテストの場合、大切な心構えとしては、「問題に出ている項目について、必ずしも完璧に理解している必要はない」ということです。
一級建築士試験の最大の難しさは、範囲の広さと情報量の多さです。
その全てを、「どうしてそうなのか?」ということを理解しようとする膨大な時間がかかります。もちろん、何も考えずに、ただ暗記するというのは無理だと思いますが、少し調べてもわからないことに執着して時間を使うことは避けるべきです。
難しいものを少なく理解するよりも、簡単なものから沢山覚える方が点数に直結していることは知っておきましょう。
もし理解に苦しむ問題があった場合は、「一旦、良くわからないが、そういものだ。」と思い覚えてしまいましょう。
そして、次の項目の勉強に取り掛かります。
一方、理解できていないと解けないのが計算問題です。(これも覚えて解けるのがたくさんありますが。)
それは、知識を応用する必要があるからです。
もちろん、最終的には解けるようになることが望ましいですが、一級建築士における計算問題の量は、全体125問に対して、構造5問・法規2問・環境2問の、せいぜい10問程度です。
そう考えると、攻略の優先順位としては低いです。
次に、相対試験というのは、一定の点数に達すれば合格するというわけではなく、受験者全体の上位何%に入る必要があるということです。
つまり、競争相手がいるということになります。
ただ、一級建築士の場合は、毎年大体90~100点の間で合格ラインが設定されますので、競争相手はそこまで気にしなくてよいでしょう。
この手の試験では、「競争相手に差をつける」ことを意識するよりは、「競争相手ができるものは自分もできる」ようにするのが鉄則です。
つまり、難しくない問題は必ず点を取るということが重要だということです。
「そんなの当たり前だろ!」と言われるかと思いますが、では、難しくない問題とは何でしょうか?
それは、過去問題です。なぜなら、受験者のほとんど全員が必ず1度は学習してくる既知の問題だからです。
そして、予備校やほかのブログなどでも、凡そ毎年全体の7割以上が過去問だと伝えています。
なので、極端な話、仮に全ての過去問を正答できれば、他の問題は鉛筆転がしても、確率的に考えて、十分に合格ラインに到達します。
過去(既知)問題の点数を取る精度を上げること。それがこの試験の絶対の攻略法です。
「そんなのみんな言っているよ」と思うかもしれません。
そうです。皆さん仰っています。だとすれば、疑う余地はないと思います。
なので、過去問を集中的に学習し、わからない問題はちょっと調べても、根拠や理由がわかないものは、「そういうものだ」と覚えてしまう。このスタイルで爆速で合格ラインに到達しましょう!
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